BUCK-TICKとその他諸々

大好きなBUCK-TICKのこと、その他のことなど様々書いていこうと思います

SEXUAL XXXXX! 全曲レビュー

こんにちは。


今日はBUCK-TICK
1stアルバムである、
SEXUAL XXXXX!」の
全曲レビューをしていこう
と思っています。

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このアルバムは
1stアルバムということもあり、
粗削りなところも
まだかなりあるのですが、
独特のポップセンスは
この頃から発揮されており、
かっこいい曲も収録されている。

インディーズ盤の「HURRY UP MODE」
と比べると、音がまろやかな
感じになったかなという印象です。


それでは全曲レビュー始めます。

 


Track1「EMPTY GIRL
詞:今井/曲:今井 ★★★★

1曲目はノリのいいアッパーな曲。
近年のライブでも稀に
演奏されることがある。
私的にはライブで聴きたくて
仕方ない曲の1つである。


Track2「FUTURE FOR FUTURE
詞:今井/曲:今井 ★★★

発売当初にこの曲を
テレビ番組で披露していたり、
当時はこの曲をメンバーが、
1番推していたのかな、
と思える曲だが、
表題曲の「SEXUAL XXXXX!」や
「MY EYES & YOUR EYES」よりは
劣る曲だと思う。

 

Track3「DREAM OR TRUTH
詞:今井/曲:今井 ★★

なんだかウェディングソング
のように感じてしまうのは
私だけだろうか?
とてもメルヘンな雰囲気の曲です。
ライブで聴くことは、
今後なさそうと思われる。


Track4「DO THE "I LOVE YOU"
詞:今井/曲:今井 ★★★

音の感じが古いかなと感じる。
このアレンジでは、
もうライブでやることは
到底考えられないという一曲。
ただ後に「殺シノ調ベ」で、
アレンジされてリリースされており、
そちらの方は、古さをあまり感じず、
そちらのバージョンを、
いつかライブで聴いてみたいものである。


Track5「ILLUSION
詞:櫻井/曲:今井 ★★★

バラードというわけではないけど、
グッと聴かせるタイプの曲。
2017年には野外ライブ等で
演奏されて、ファンを驚かせた。
私的にはそこまでインパクトも
なく、可もなく不可もなくな曲。


Track6「SEXUAL XXXXX!
詞:櫻井/曲:今井 ★★★★★

このアルバムのタイトルチューン。
初期のBUCK-TICKらしさが
とてもよく出た名曲だと思う。
ノリがよく、ライブで聴いたことは
未だにないのだが、DVDで見る限り、
かなりライブ映えする曲である。
DVDでこれなら、生で聴いたら、
いったいどうなっちゃうんだ(笑)


Track7「SISSY BOY
詞:今井/曲:今井 ★★

今のBUCK-TICKには
とても似合わないような、
ポップすぎるかなと感じる曲。
櫻井さんの声が若いことも
相まって、古く感じてしまう。


Track8「MIS-CAST
詞:今井/曲:今井 ★★

ギターのカッティングの感じが、
前作「HURRY UP MODE」に
収録されていそうな曲。
このアルバムの中で、
1番印象に残らない曲とも言える。


Track9「HYPER LOVE
詞:今井/曲:今井 ★★★★★

このアルバムの中では
かなり際立つ方の良曲。
イントロにギターのメロディが最高。
この曲も後に「殺シノ調べ」にて
アレンジされているが、
この曲はアレンジ前も、
アレンジ後も、どちらもかっこいい。


Track10「MY EYES & YOUR EYES
詞:今井/曲:今井 ★★★★★

大名曲。
イントロのギター、最高!
サビのメロディ、最高!
何もかもが最高な曲。
近年のライブでも、
特にアニバーサリーのタイミングで、
演奏されており、
メンバーにとっても、
印象深い曲なのだろうと推察できる。

 

以上で全曲レビュー終了です。

近年の完成度の高いアルバムに
比べると、やはり数段落ちる作品
ではありますが、それでも、
魅力のある曲は多数収録されており、
ファンなら絶対聴くべきアルバムです。

HURRY UP MODE 全曲レビュー

こんにちは。


今日は2020年1発目の更新になります。
今回は「HURRY UP MODE」の
全曲レビューを行っていこうと思います。

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こちらのアルバムは
BUCK-TICKのインディーズ時代に
リリースした唯一のアルバムです。
インディーズの時にリリース
されたアルバムということもあり、
かなり粗削りなところも多いアルバムで、
個人的には、これは微妙だなあ、
と感じる曲がいくつか散見されます。
しかし、当時から彼らのセンスは
光るものがあり、
今もなお、ライブで演奏される
曲も存在する、BUCK-TICKにとって、
大いに意義のあるアルバム
と言えるでしょう。


それではここから
「HURRY UP MODE」の
全曲レビュー始めまーす。


注)インディーズ盤に収録されていた
  「VACUUM DREAM」と「NO NO BOY」
については、私が聴いたことが
  ほとんどないためレビューには
  いれていませんので、
  ご了承ください。

 

Track1「PROLOGUE」曲:櫻井 ★

サウンドトラック。
なんと作曲が櫻井さんになっている!
櫻井さんがドラムだった頃に
作られたのだろうか?
曲自体は、次の曲への導入といったところ。


Track2「PLASTIC SYNDROME TYPEⅡ
詞:今井/曲:櫻井 ★★

なんとこの曲も櫻井さん作曲の曲。
櫻井さんが作曲していることは、
後には全くないことなので、
なぜこの曲が櫻井さん作曲なのか、
非常に気になるところである。
曲は初めて作るアルバムの
初っ端の曲らしく、
勢いのあるアップテンポな曲。


Track3「HURRY UP MODE
詞:今井/曲:今井 ★★★

このアルバムのタイトルチューン。
近年のライブでもたまーに演奏される。
近年のライブで演奏されるものよりも、
原盤の方がテンポが速い。
今の重厚感ある演奏の方が
私は好きだと感じます。


Track4「TELEPHONE MURDER
詞:今井/曲:今井 ★★★

リズミカルなドラムが目立つ。
サビの感じが微妙だけど、
全体的にはいい曲だと感じる。


Track5「FLY HIGH
詞:今井/曲:今井 ★★★★★

このアルバムで1,2を争う
出来の曲で、今でも、
ライブで度々演奏され、
2017年に行われた野外ライブでは、
そのライブのタイトルになるなど、
メンバー自身も気に入っている
曲なのかな、と思う。


Track6「ONE NIGHT BALLET
詞:今井/曲:今井 ★★

メンバーのエッセイなどを
読む限り、かなり古くから
存在しているこの曲。
今のBUCK-TICKにはない
初々しさのようなものを感じる。


Track7「MOON LIGHT
詞:今井/曲:今井 ★★★★★

「FLY HIGH」同様、
今もなお、ライブで演奏される
根強い人気のある曲。
後のアルバム「殺シノ調ベ」にて
リメイクされており、
そちらのバージョンの方が
評価は高く、私もそのバージョン
の方が好きだが、
こちらのバージョンの
ニューウェーブ感の強いのも
かなりいい曲だと思う。


Track8「FOR DANGEROUS KIDS
詞:今井/曲:今井 ★★

いわゆるビートロックの雰囲気を
強く感じる曲。
時代を感じさせるというか、
今、演奏したら古さを
感じてしまいそう。


Track9「ROMANESQUE
詞:今井/曲:今井 ★★★★

今現在は、全く演奏されて
いないし、古さも少し
感じる曲ではあるが、
なかなかいい曲であると思う。
この曲をタイトルチューンにした、
ミニアルバムが後にリリース
されているが、そちらとは
多少アレンジが変わっている。


Track10「SECRET REACTION
詞:今井/曲:今井 ★

私の中での問題作。
悪い意味での問題作。
謡曲かのような
女性コーラスがサビに
入っており、その感じが
言ってしまうと、、、
非常にダサく感じてしまう。


Track11「STAY GOLD
詞:今井/曲:今井 ★

この曲も微妙。
まだインディーズの頃の
曲なわけだし、
こんな曲を作ってるときも
あったんだなぁと、
朗らかに過去を懐かしむ
感じで聴くのが
いいのではないかなと思う。

 


ということで、「HURRY UP MODE」
全曲レビューでした。


ラスト2曲の出来がもう少し
何とかなっていれば、
もっと評価の高いアルバムに
なっていたのではないかなと思う。
とはいえ、「FLY HIGH」、「MOON LIGHT」
という人気曲も収録されているし、
ファンならぜひ聴いておきたい
アルバムには違いがないだろう。

memento mori 全曲レビュー

こんにちは。

第3回目のBUCK-TICK全曲アルバムレビューです。
今回は

memento mori

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の全曲レビューをします。

memento moriは2009年2月18日にリリースされた
通産16枚目のオリジナルアルバムです。
アルバムタイトルのmemento moriとは、
ラテン語で「死を想え」という意味であり、
そのタイトルどおり、死ぬこと、生きることに
フォーカスを今まで以上に当てた作品となっている。
こういう風に書くと、暗いアルバムだと捉えられて
しまうかもしれないが、実際に聴くと、
とても前向きな姿勢を感じるアルバムである。

サウンド面ではどこか懐かしいような
ギターリフだったり、メロディが散見され、
このアルバム作成時にノスタルジックという言葉が
キーワードとして存在したのではないかと推測している。

私はBUCK-TICKのアルバムで最初に聴いたアルバムは、
「天使のリボルバー」ですが、
BUCK-TICKにどんどんのめり込んでいくきっかけに
なったアルバムはこの「memento mori」なのです。
そして、今でもBUCK-TICKのアルバムで1番好きなのも、
memento mori」です。

このアルバムには15曲収録されているのですが、
そのどこに焦点を当てても名作と言えてしまうというか、
本当によく出来た超超超名作と言える作品です。
このアルバムを購入してから、
約10年の月日が流れていますが、未だに聴いていて、
ハッとさせられたり、すごいなぁと思わされる
ことがよくある、お化けアルバムです。
そして、初めてBUCK-TICKを聴く人には、
私ならばその時の最新のアルバムか、
このアルバムを勧めます。
初心者向けのアルバムと言えるでしょう。

 

(★マークは評価を表しています。)

 


Track1

「真っ赤な夜-Bloody-」

詞:櫻井/曲:今井 ★★★★★

重低音がバクチクするとは、
本来、こういう曲のことを言うのだろう。
重厚感と疾走感を兼ね備えた
ものすごい曲である。


Track2

「Les Enfants Terribles」

詞:今井/曲:今井 ★★★★★

前曲の勢いそのままに
騒ぎまくる、そんな印象の曲。
1曲目・2曲目と聴いた時点で、
このアルバムがいかに
凄いアルバムかを理解して
いただけるかと思う。


Track3

「GALAXY」

詞:櫻井/曲:今井 ★★★★

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シングル曲。
キレイなポップソング。
このアルバムは出来が良すぎて、
シングル曲が埋もれて目立たない。
でも決してこの曲が悪いわけではない。


Track4

「アンブレラ」

詞:今井/曲:今井 ★★★

ちょっと時代遅れというか、
ノスタルジックな雰囲気を纏った曲。
詞は傘に恋したコウモリの曲とのこと。
う~ん、よく分からない設定です(笑)


Track5

勝手にしやがれ

詞:櫻井/曲:星野 ★★★

前曲と雰囲気や世界観が
似てるかな、と思うが、
作曲がヒデさんなので、
偶然、近い雰囲気の曲が
出来上がったというところか。


Track6

Coyote

詞:櫻井/曲:今井 ★★★★

櫻井さんのお気に入りで、
ライブでも度々演奏されている。
個人的には最近になって、
ようやくこの曲の本当のよさが
理解できたと思う。


Track7

「Message」

詞:櫻井/曲:星野 ★★★

ヒデさん作曲のバラード。
このアルバムの小休止の
役割を担っている。
この曲とラストの「HEAVEN」
以外はバラードがなく、
この曲以降、
再びお祭り騒ぎが始まる。


Track8

Memento mori

詞:今井/曲:今井 ★★★★★

アルバムのタイトル曲であり、
今ではライブのド定番にまで
上り詰めた、沖縄を連想させる
音階を使ったアッパーチューン。
非常にライブ映えする曲である。


Track9

「Jonathan Jet-Coaster」

詞:櫻井/曲:今井 ★★★★★

Jet-Coasterという名が
相応しいハイテンポな曲。
戦闘機で空を高速飛行している
風景が、この曲を聴いていると浮かぶ。
このアルバムの核となる
曲の1つと言えるだろう。


Track10

スズメバチ

詞:今井/曲:今井 ★★★★★

ヘビーで気だるげな曲調の曲。
前曲の「Jonathan~」よりも
BUCK-TICKっぽさはあるのかな、
という感じがする。
この曲もとても大好きです。


Track11

「Lullaby-Ⅲ」

詞:櫻井/曲:今井 ★★★★

おしゃれな雰囲気あふれる曲。
「十三階は月光」に収録されている
「Lullaby-Ⅱ」はインストだったが、
この曲は歌詞あり。
リリースから数年経ってから、
評価が上がってきた曲ではないだろうか。


Track12

「MOTEL 13」

詞:櫻井/曲:星野 ★★★

イントロのリフが印象的で、
歌詞が直接的にエッチ。
「かわいいお前のお尻がゆらゆら」
という歌詞はカラオケでは
とても歌えない(笑)
曲はこのアルバムにしては
普通の出来というか、
埋もれているというか。。。


Track13

「セレナーデ-愛しのアンブレラ-Sweety-」

詞:今井/曲:今井 ★★★★★

こちらも個人的に大好きな1曲。
Track4「アンブレラ」のアンサーソング
となっていて、雨上がりのまばゆさを
曲から感じる。
こういう曲はBUCK-TICKにあまりなく、
貴重な曲なので、ライブでも
どんどん演ってほしいのですが、
櫻井さんが何かのインタビューで、
歌うのが大変な曲だ、
と言っていたので、
頻繁に聴くことは難しいかも。


Track14

「天使は誰だ」

詞:今井/曲:今井 ★★★★★

こちらはライブの定番曲。
アンコールなどライブ終盤の
会場のボルテージが最高潮に
達したときに演奏されることが
多いので、印象がとてもいい。
イントロがギター→ドラム
→ベースと順番に入ってくる
構成になっていて、
その感じがとても好きです。
次のライブでも聴きたいものです。


Track15

「HEAVEN」

詞:櫻井/曲:今井 ★★★★

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この最高傑作と言っても
過言ではないアルバムの
ラストを飾るのは、
壮大な雰囲気のシングル曲。
ラストに合った曲だと感じる。
ただシングルとしては
地味だなと感じる。
他にシングル向きの曲が
数曲見受けられるのだが、
それは素人の意見なのだろうか?
でもアルバムが最高なので、
何も言うことはありません。


以上がmemento mori
全曲レビューにでございます。

天使のリボルバー 全曲レビュー

こんにちは。
全曲レビュー2回目をやっていこうと思います。

2回目のアルバムは「天使のリボルバーです。

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天使のリボルバー ジャケット

「天使のリボルバー2007年9月19日にリリースされた、
通産15枚目のオリジナルアルバムです。
ちょうど20周年のタイミングでリリースされ、
20周年の記念碑の様なアルバム、
と当時は言われていたことを思い出します。

 

そして、私個人としては、この「天使のリボルバーが、
BUCK-TICKのアルバムで1番最初に聴いたアルバムなので、
特別な思い入れのあるアルバムとなっています。

 

アルバムの内容は、打ち込みの電子サウンド
ほとんど入っておらず、シンプルなバンドサウンド
構成された、BUCK-TICKのアルバムの中でも、
どちらかと言うとアナログな感じのアルバムです。
1曲目の「Mr.Darkness & Mrs. Moonlight」
存在のせいか、退廃的な雰囲気がアルバムを通して、
感じることができるかなと思います。

 

「天使のリボルバーは、前作「十三階は月光」よりは
聴きやすいアルバムですが、それでもどちらかというと、
最初に聴くアルバムとしてはオススメできないアルバムです。
「十三階は月光」が上級者向けのアルバムであったとして、
この「天使のリボルバーは中級者向けと言ったところか。

 

 


(★マークは曲の評価を表しています)

 


Track1「Mr.Darkness & Mrs.Moonlight」詞:今井/曲:今井 ★★★

オープニングを飾るのは、
両ギター共にアコースティックギターの、
退廃とした雰囲気を纏った1曲。
アコースティックギターを使った曲なのに、
全く爽やかさの欠片もないところがすごい。
BUCK-TICKのアコースティックソングとしては、これで大正解!
今井さん作詞というのが意外。

 


Track2RENDEZVOUS~ランデヴー~」詞:櫻井/曲:今井 ★★★★

シングル曲。歌詞的に20周年のために作られた曲、
という感じがすごくする。
これまでのファンやスタッフの方々への感謝の思いが
ふんだんに込められた、とてもきれいな曲です。
なので、何十周年記念ライブだとか、
そういう記念ライブの時には毎回やっても
おかしくない曲だと思う。
でも実際はそういうときに演奏されたのを、
20周年記念ライブ以外で聴いたことないですが。。。

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Track3モンタージュ詞:今井/曲:今井 ★★

このアルバムのテーマである、
バンドサウンドの要素が存分に出た曲。
ロックでストレートな感じがします。
この曲が今井さん作詞なのは納得できる。

 


Track4「リリィ」詞:今井/曲:今井 ★

個人的にはこのアルバムの中で1番好きではない曲。
甘い感じのポップソングなんだけれども、
他の曲に比べると印象が薄いというか、
曲として弱いと感じる。

 


Track5「La vie en Rose~ラヴィアン・ローズ~」

詞:櫻井/曲:星野 ★★★★

星野さん作曲のエロティックな雰囲気のする曲。
BUCK-TICKファンの間でも、話題になっているところを
あまり見かけない曲だけど、星野さん作曲の曲の中でも、
かなり出来のいい方の曲だと思う。
私は1度もライブで聴いたことがないので、
是非ともライブで聴きたい1曲である。

 


Track6「CREAM SODA」詞:櫻井/曲:星野 ★★

前曲と同じ、星野さん作曲ソング。
こちらは前曲に比べて、ぶっ飛んでる。
櫻井さんへのムチャぶりとも取れるほど、
はっちゃけた感じがする。
この曲から派生した様な曲が今後の
アルバムにちらほら見られる。
そういう意味では重要な1曲だったとも取れる。

 


Track7「RAIN」詞:櫻井/曲:今井 ★★★★★

BUCK-TICKのバラードの中でも、指折りの名曲。
BUCK-TICKらしさを感じる内省的な歌詞が印象に残る。
アルバムでは中盤にあるこの曲を、
天使のリボルバーTOURでは、本編のラストに
演奏していたところを見ても、
BUCK-TICKさん本人たちもいい出来の曲だ、
と認識しているのだと思われる。

 


Track8BEAST詞:櫻井/曲:今井 ★★

Track3のモンタージュと似た雰囲気のロックソング。
曲のノリ的にも、とてもかっこいい曲だと思うのだけれども、
あまり人気のある曲ではないし、
私もそんなに好きな曲ではない。

 


Track9「絶界」詞:櫻井/曲:今井 ★★★

カルメン調のスペイン辺りのエッセンスを感じる曲。
ライブでもわりとよく演奏される曲。
アップテンポなんだけれども、
適度に落ち着いた雰囲気もあって、
BUCK-TICKらしさを感じられるいい曲です。

 


Track10「Snow white」詞:櫻井/曲:星野 ★★★

星野さん作曲のバラード。
BUCK-TICKには珍しいウィンターソング。
名曲には違いないけど、
今回は今井さん作曲のTrack7「RAIN」に
軍配が上がったかなと思う。

 


Track11「スパイダー」詞:櫻井/曲:今井 ★★★★★

ギターリフが印象的なロックソング。このアルバムの中に数曲、
ロックな感じの曲が存在するが、
この「スパイダー」が1番BUCK-TICKというバンドに馴染んでいると思う。
私はこの曲からのラスト3曲が、このアルバムの醍醐味だと思う。

 


Track12「Alice in Wonder Underground」

詞:今井/曲:今井 ★★★★★

シングル曲。
不思議の国のアリスのパロディの様な
メルヘンな雰囲気の曲。
タイトルがUndergroundなのがBUCK-TICKらしくて好き。
ノリのいい曲なので、ライブでもよく演奏される。
この曲はBUCK-TICKを聴いたことない人が、
最初に入り口として聴くには、とてもいい曲だと思う。
そういう私もこの曲をきっかけに、
BUCK-TICKに興味を持つようになったので、
非常に大事な曲と言える。

 

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Track13「REVOLVER」詞:櫻井/曲:今井 ★★★★★

最後を締めるのは、アルバム中でも最もスピーディーで
激しいこの曲である。
BUCK-TICKらしい暗さとかっこよさを
兼ね備えた、素晴らしい1曲だと思う。
このような曲がアルバムの最後を締めるのは、
BUCK-TICKの中では珍しいことだと思う。
激しい曲も数多くあるBUCK-TICKだが、
アルバムの最後の曲だけに限れば、
間違いなくこの曲が激しい曲である。

 

 

以上で「天使のリボルバー全曲レビュー終了です。

十三階は月光 全曲レビュー

こんにちは。
久しぶりにこちらのブログを
書いていきます。

 

これから、アルバムの全曲レビューを
やっていこうと思っています!
かなり個人的な感想ですし、
偏った見方になるかもしれませんが、
BUCK-TICKファンのささやかな楽しみだったり、
これからBUCK-TICKに興味を持つ人たちの参考に
なったりすればいいなと思います。

 

そして最初の1枚を何にしようかと考えたんですが、
今日はハロウィンですから、
(記事を書いている間に終わりましたが)
BUCK-TICKのアルバムの中で
最もハロウィンに合いそうなアルバム、
「十三階は月光」の全曲レビューを書いてみます。

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十三階は月光ジャケット

「十三階は月光」は2005年4月6日に発売された、
BUCK-TICK14枚目のオリジナルアルバムです。
ゴシックをテーマに作られた、
BUCK-TICK初のコンセプトアルバムであり、
BUCK-TICKの持つダークな世界観が
全面に出た暗めのアルバムになっています。

 

個人的にはこのアルバムは、
BUCK-TICKを知って、最初に聴くには
あまり向いていないアルバムだと感じます。
全体的に暗いのも、その要因なのですが、
アルバムの前半部分にノリがよくて、
取っ付きやすい曲がないのが原因だと感じます。

 

私もBUCK-TICKを好きになってしばらくは、
このアルバムを聴くことがほとんどなかったです。
しかし、よく聴くと暗さの中に
BUCK-TICKらしいポップな要素が多分に含まれており、
徐々に徐々に素晴らしさの分かるアルバムだなと思います。

 

前置きがかなり長くなりましたが、
レビューを始めていこうと思います。

(★マークで点数を表しています)

 

Track1「ENTER CLOWN」曲/今井 ★★

十三階は月光という物語の始まりを告げるサウンドトラック。
このアルバムにはとても合っているサウンドトラックである。
暗さもあり、美しさ、道化的な要素も含むこのアルバムの幕開け。


Track2「降臨」詞/櫻井 曲/今井 ★★

いよいよ物語の始まりといった様な曲。
とても暗く重たい曲で、
このアルバムを取っ付きにくくしている第1要因である。
この曲や次曲「道化師A」が、
ミドルテンポの重たい曲であるために、
このアルバムは難しいアルバムになっていると思う。
しかし、このアルバムの始まりとしては、
これが正解なのだろうと感じる。
今となっては、この曲があるから、
このアルバムの世界観が出来上がっているのだと実感する。


Track3「道化師A」詞/櫻井 曲/今井 ★★★

タイトルの通り、詞の主人公はピエロ。
最近いい曲だなと再認識し、
ライブで演奏しないかなと密かに思っている。
このアルバムの前半部分の降臨~異人の夜
までの曲群の中では1番好きな曲。
もっと評価されればいいのに。


Track4「Cabaret」詞/櫻井 曲/星野 ★★

星野さん作曲の内省的な激しさを感じる曲。
すごくこのアルバムにマッチしてるなと感じる。
裏を返せば、このアルバム以外では合わなそうだし、
今後、ライブで演奏されることもほぼなさそう。


Track5「異人の夜」詞/櫻井 曲/星野 ★★

これも星野さんの作曲。
イントロのベースが印象的。
全体を通してリズム隊がかっこいい曲。


Track6「CLOWN LOVES Senorita」曲/今井 ★

1曲目のENTER CLOWNに似たサウンドトラック。
自分はこの曲以降を中盤と呼ぶことにしている。
中盤からBUCK-TICKのポップセンスが
存分に発揮された曲が多くなってくるので、
その前にこの曲で1拍置きたかったのかな?と推測。


Track7「Goblin」詞/櫻井 曲/今井 ★★★

このアルバム内ではかなり明るい方の曲。
ゴージャスな雰囲気を感じる。
タイトルが何故Goblinなのかはあまり腑に落ちていない。


Track8「ALIVE」詞/櫻井 曲/今井 ★★★★

このアルバムの中で最も過小評価だと感じる曲。
かっこよくて素晴らしい曲だと思うのですが、
十三階は月光のツアー以降、演奏されていなかったり、
そこまで注目されていない印象を受ける。
1度でいいからライブで聴きたい!


Track9「月蝕」詞/櫻井 曲/今井 ★★★★

暗くおどろおどろしい儀式の様な一曲。
だが、前半部分の曲群に比べて、
なんというか大物感がこの曲には漂っている。
後半の曲は更に大物なので、
この曲は中ボス的な存在と言えるだろうか。
最近のライブでもちょこちょこ演奏されている。


Track10「Lullaby Ⅱ」曲/今井 ★

なぞの多いサウンドトラック。
なぜⅡなのか、Ⅰは何なのかなど、
色々なことが想像できます。
ただサウンドトラックなのでか、
大抵、いつの間にか終わっていて、
気付いたら次のDOLLを聴いていることが多い。
後のアルバムでLullaby Ⅲも出ます。


Track11「DOLL」詞/櫻井 曲/今井 ★★★★

この曲もとても暗い雰囲気が漂う。
でもメロディがポップで、
後ろで流れてる今井さんのギターもキャッチー。
なのに暗い雰囲気を纏っている、
というのはもはや奇跡に近いのでは?と思ってしまう。
BUCK-TICKってすごいわ。


Track12「Passion」詞/櫻井 曲/星野 ★

このアルバムに似つかわしくないタイトルの曲。
Passionと聴くと、普通、明るくて元気な曲を
想像する人が多いと思うのだけれど、
この曲は非常に内省的なPassion。
個人的にはあまり好きな曲とは言えない。


Track13「13秒」曲/今井 ★

十三階は月光の13曲目はなんと、13秒間の無音。
この13秒は必要なのか?とたまに考えるのだけれども、
正直、必要ないような気もする。
13曲目に次曲ROMANCEが入ってても、
それはそれで納得の13曲目だったようにも思う。
そして、BUCK-TICKのホームページに作曲:今井寿とあったので、
この記事でも作曲:今井寿と書いているが、
このトラックに作曲も何もあるのかな、と思う。


Track14「ROMANCE -Incubo-」詞/櫻井 曲/今井 ★★★★★

このアルバム唯一のシングル曲であり、
このアルバムのメインディッシュに相当するであろう曲。
非常に美しい曲で、BUCK-TICKらしい曲だと思う。
ライブでも頻繁に演奏されていて、
BUCK-TICKの定番曲の1つではないだろうか。
この曲以降をこのアルバムの後半部分と、
個人的には勝手に決めている。

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ROMANCEジャケット


Track15「seraphim」詞/今井 曲/今井 ★

このアルバム唯一の作詞:今井曲。
近年のアルバムの今井さん作詞率を考えれば、
この曲しか作詞:今井曲がないのは、
とても珍しいことだと思う。
それだけ、このアルバムは櫻井さん好みの世界観で
構築されたアルバムなのだと実感できる。
この曲自体は独特の雰囲気を放っているが、
前後の曲の存在感もあってか、箸休め的な印象。


Track16夢魔-The Nightmare-」詞/櫻井 曲/今井 ★★★★★

月蝕を中ボスとするなら、この曲が大ボスであろう。
ファンの間ではツンドラ教という名前で親しまれている曲。
正にこれぞBUCK-TICKという一曲で、壮大でいて暗い。
ライブでもよく演奏されている。
ライブ中、長時間両手を上げておかなければいけないし、
カラオケで歌おうものなら確実に途中で息が続かなくなる、
歌う方も、観る方も、どちらも体力を使うハードな要素もある。


Track17「DIABOLO-Lucifer-」詞/櫻井 曲/今井 ★★★★★

この十三階は月光を占める曲。
前曲までを話して聞かせるような、
このアルバムを総集するような雰囲気が感じられる。
これは物語だったんだよ、夢だったんだよ、
と言っているようなそんな感じ。
この曲もライブでは頻繁に演奏される。


Track18「WHO'S CLOWN?」曲/今井 ★

Track1の対の様な曲。
エンドロールが流れる中、流れているBGMと言ったところか。
この曲があることでアルバムの余韻を楽しむ時間ができている。

 

以上で、全18曲のレビュー終了です。
他のアルバムのレビューも随時書きたいなと思います。

BUCK-TICKシングルランキング!!

記念すべき第1回目の更新になります。

開設してから2週間が経って、

ようやくの更新でございます(笑)

 

今回は以前Twitterの方でやっていた

BUCK-TICKの全シングルランキングの

36位~31位までを改めてここに

書いてみようと思います。

まぁもう「獣たちの夜 / RONDO」が

リリースされてしまったので、

全シングルのランキングではなくなるのですが。。。

 

では行きます!

 

36位「くちづけ」 

 

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くちづけのジャケット

アニメ屍鬼のオープニングになった曲、BUCK-TICKらしいダークな曲で嫌いなわけではないのですが、最下位に位置付けさせていただきました。シングルだけでみたら少し印象が弱いのかなと…この曲に特別な思い入れのある方がいたら申し訳ない

 

 

35位「幻想の花」

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幻想の花のジャケット

BUCK-TICKのシングル曲の中で最も落ち着いた曲。ライブで演奏された機会は少なく、自分もまだ生で聴いたことはない。ヒデさん作曲らしいいい曲です。オリジナルアルバム未収録なのは残念なところですが、名曲です!

 

 

34位「月世界」

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月世界のジャケット

こんな抑揚のない曲をシングルにするなんて…!と衝撃を受けたことをまだ覚えています。Sexy Stream Linerの流れを汲んだ細かな音作りが随所に見られます。一般受けはしない曲だと思いますが、繰り返し聴くと良くなってくる。アルバム未収録なので、繰り返し聴きづらいのですが…

 

 

33位「唄」

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唄のMVのワンシーン

硬質な音でヘビーなカッコいい曲。イントロのギターリフはギター初心者でも真似しやすい簡単なもので、それでいてカッコいいというのは、すごいことだと思う。この曲で出演したMステもとてもカッコよく、いつかまたMステに出演してほしいと思ってます

 

 

32位「蜉蝣」

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蜉蝣のジャケット

僕が初めてBUCK-TICKに触れることになった個人的に思い入れのある曲。当時は怖い人たちだなぁ、という印象が強かった。その後、彼らの人柄を知り、好きになっていくわけですが…。曲自体は和風ゴシックでカッコいい曲。BUCK-TICKの数少ないサマーソング

 

 

31位「HEAVEN」

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HEAVENのジャケット

個人的にBUCK-TICK最大の傑作だと思っているmemento moriのラストを飾る壮大な曲。あくまでもアルバムの1曲という印象が強く、シングルっぽさが薄いかなと感じます。でも名曲には違いないです!

 

 

ということで

BUCK-TICKシングルランキングの36位~31位でした!

これからちょこちょこ更新していきます。

よろしくお願いしま~す!!